「外構の予算を抑えるために、駐車場はとりあえず普通のコンクリートでいいかな?」 「新築の真っ白な駐車場って、やっぱり車のタイヤ跡で黒ずんじゃう?」
注文住宅の間取りや内装が決まり、いざ外構(お庭)の話になると、予算の都合もあって「駐車場は一番シンプルなコンクリートで!」と後回しにしてしまいがちですよね。
もちろん、すっきりとした見た目でコストを抑えられる通常のコンクリートは王道の選択肢です。しかし、「住み始めてからの汚れの目立ちにくさ」や「お掃除の手間」を重視したい場合、もうひとつ知っておいて損はない選択肢があります。
それが、我が家が「松尾設計室」さんから提案されて採用した「洗い出し(あらいだし)」という仕上げ方法です。
今回は、私の実家の失敗談や、気になる通常のコンクリートとの費用差・相場データも交えながら、駐車場仕上げの選択肢について本音でレビューします。
1. 当初は「とりあえず普通のコンクリート」の予定だったけれど…
家づくりにおいて、外構はどうしても後回しになりがちですよね。我が家も当初は、駐車場の仕様について「一番安上がりな、普通のコンクリートを敷き詰めるだけでいいや」と考えていました。
しかし、ここで頭をよぎったのが、私の実家の経験でした。
私の実家も注文住宅なのですが、駐車場はシンプルなコンクリート仕上げ。新築時は真っ白で綺麗だったものの、数ヶ月も経つと、車が通る部分に真っ黒なタイヤの跡(タイヤ痕)がベッタリ……。さらに雨だれや苔などの汚れも目立ち、数年でかなり年季の入った見た目になってしまったのです。
これを綺麗にしようと思うと、定期的に重い高圧洗浄機を引っ張り出してきて、時間をかけて掃除しなければ便らず、なかなかの手間がかかっていました。
そんな駐車場の汚れに関する懸念を「松尾設計室」さんにご相談したところ、提案されたのが「洗い出し」という選択肢でした。
2. そもそも「洗い出し」とは?お家に合わせたデザインも可能
ここで、「洗い出しって何?」という方のために、少し客観的な解説を挟みますね。
💡【解説】駐車場の「洗い出し仕上げ」とは?
洗い出し(あらいだし)とは、コンクリートやモルタルに砂利や小石を混ぜて塗り、完全に硬化する前に表面を水で洗い流すことで、中の美しい小石を露出させる技法です。
通常の平らなコンクリート(金鏝仕上げ)とは異なり、表面に天然石のつぶつぶとした立体的な凹凸ができるため、滑り止め効果が高く、デザイン性に優れているのが大きな特徴です。
実はこの洗い出し、使用する石の種類によってガラリと雰囲気を変えられるのが隠れた魅力です。
- 石の形状: コロンとした丸い小石(優しい・ナチュラルな印象)から、ゴツゴツと角ばった石(シャープ・モダンな印象)まで様々。
- 豊富なカラー: 温かみのあるイエロー・ベージュ系から、スタイリッシュなグレー・黒系、落ち着いた和風の錆色など、バリエーションが豊かです。
そのため、南欧風、モダン、和モダンなど、あなたのお家の外観テイストにぴったりのデザインを自由に選ぶことができます。
3. 通常のコンクリートと「洗い出し」の費用差はどれくらい?
少し特殊な施工技術が必要になるため、通常のコンクリートに比べると「洗い出し」は予算が上がります。一般的にはどれくらいの差があるのでしょうか?
外構業者や地域、選ぶ石の種類によっても変動しますが、大体の相場データは以下の通りです。
| 仕上げ方法 | 1㎡あたりの費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的な土間コンクリート | 約6,000円〜12,000円 | 低コスト、施工が早い、シンプル |
| 洗い出しコンクリート | 約10,000円〜15,000円 | デザイン性、汚れが目立たない、割高 |
通常のコンクリートとの差額で見ると、1㎡あたりプラス3,000円〜5,000円程度のコストアップになるのが一般的です。
たとえば、車1台分のスペース(約15㎡)をすべて洗い出しにする場合、通常のコンクリートに比べて「約5万円〜7万5千円」ほど費用が上がる計算になります。これを「高い」と捉えるか、「メンテナンスの手間が省けるなら投資価値がある」と捉えるかが、選択の分かれ道になります。
4. 我が家が駐車場の「洗い出し」を採用して感じたメリット
我が家の駐車場も、最終的にこの「洗い出し」を採用しました。実際に駐車場として使ってみて(来客時の車の出し入れなどを含め)、感じているメリットは大きく3つあります。
① タイヤ跡や雨の汚れが驚くほど目立たない
表面につぶつぶとした丸い小石がぎっしり並んでいるため、車が停まったり、出し入れがあったりしても、タイヤの黒い跡が全くと言っていいほど目立ちません。砂汚れや雨のシミも小石の模様に紛れてしまうため、年月が経っても「汚れて古びた感じ」がしにくいのが嬉しいポイントです。
② 高圧洗浄機での掃除の手間が減る
実家であれほど大変だった「高圧洗浄機での定期的なお掃除」の頻度が減らせます。
実際、我が家よりも後にできた新築住宅の駐車場であっても汚れ方は一目瞭然の違いがあります。
③ デザイン性が高く、外構全体が高見えする
普通のグレー一色のコンクリートに比べて、選んだ天然石のナチュラルな色味が入るため、足元が一気におしゃれになります。家全体の雰囲気がワンランクアップして見えるのも魅力です。
5. 事前に知っておきたい唯一のデメリット
とても気に入っている洗い出しですが、1つだけ事前に知っておべきデメリット(注意点)があります。
それは、表面に小石が出ている構造上、「長年使っていると、たまに小石がポロッと取れてしまうことがある」という点です。
車のタイヤが強く擦れたときなどに、小さな石が転がっているのを見つけると、最初は少しショックを受けます。
ですが、取れると言っても本当に小さな小石なので、「じゃあ、どこが取れたのか?」と地面をよーく探さないと、剥げた場所がどこだか分かりません。 全体がボロボロになるわけではないので、目立つこともなく、そこまで気にしなくても大丈夫だと感じています。
まとめ:あなたの優先順位に合わせて最適な選択を!
新築の駐車場づくりにおいて、どちらの仕様にもそれぞれの良さがあります。
- 通常のコンクリートが向いている人: 初期費用をできるだけ抑えたい、すっきりシンプルでモダンな雰囲気が好き
- 洗い出し仕上げが向いている人: 住み始めてからのタイヤ痕や汚れストレスを無くしたい、外構におしゃれなアクセントが欲しい
松尾設計室さんが選択肢として教えてくれた通り、洗い出しは初期投資するだけの価値が十分にある、優秀な仕上げ方法でした。
「駐車場のコンクリート、汚れが目立つのは嫌だな…」と心配している方は、ぜひ予算とのバランスを見ながら、選択肢の一つとしてハウスメーカーや外構業者さんに相談してみてくださいね!


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